父島⑥ 年越し

さて、あとは帰るだけです。出向は14:00。船に乗るとき、宿の人が港に来て、弁当をくれました。夜にでも食べて欲しいとのこと。ありがたや。

お見送り 島太鼓 船が出航するとき必要以上のお見送りが待っています。島太鼓の演奏から始まり、お見送りの人の飛び込み、さらに動ける船が二見湾をでるまで追っかけて手を振ってくれます。見たい人はYoutubeでどうそ、たくさん動画がアップされてます(他人任せ)

お見送りが終わって、多くの人は甲板から船内に戻りますが私は戻りません。決してぼけーっと海を見ているわけではありません。目的があるんです。

そして、そのときはやってきます。

あれあれっ、きゃー

甲板に残っていた乗客から大歓声。

ぶしゅー・・・・。きたーぁぁぁあ。鯨の潮吹きです。ちょっと遠いけど、間違いなく鯨です。背中も見えました。写真なんて取る余裕はありません。一瞬の出来事ですからね。

父島が見えなくなると、海は確実に荒れてきます。そもそも船内の放送で荒れそうですって言ってたっけ(青)大晦日ですが、紅白歌合戦など見る人はいません。22時の消灯後、23時まで年越し蕎麦をレストランで提供すると放送がありましたが、反応はごくわずか。それどころか船内はぐらぐらに。雑魚寝なんで、大きく揺れるとみんな同じ方向に転がったり滑ったりします。その後、もぞもぞと芋虫のように戻ったりします。それを永遠に繰り返すのです。みんな、意識はあるのでしょうが寝てます。起きると気持ち悪くなるので目も開けずに静かに寝たふりです。揺れが大きくなった頃、これが東京湾に入るまで、そう、18時間ぐらい続くと思うと泣きそうになりました。翌朝も状況は変わらず、だれも初日の出を見に行かないし(デッキは閉鎖されていた模様)おせちとか雑煮もある朝食も食べに行く人は皆無です。だって気持ち悪いんですから。

館山沖まで来たのは14時ぐらいだったか、ようやく波が収まってきて、しばらくぶりに弁当を食べた。もう端っこによって崩れてたけど、これ以上何も食べないのも体に悪い。ゆっくり食べた。食べ終わった頃に甲板に出れると放送が入った。東京湾に入っていくに連れ揺れは収まっていくのだろう・・・が・・・・驚くべきことが・・・吹雪いた。南の島から帰ってきて季節は正月。寒いのは当然だけど、吹雪くって。船に乗りすぎて北海道まで行っちゃったのか?って隣の人が言ってたよ。景色からすると、逗子か久里浜沖ぐらいの話です。

その後、船内で正月の簡単なセレモニーもあったりしました。でもみんな基本的にぐったりです。1時間半遅れて到着です。船員さんに聞いたら、冬は荒れやすくて、こんなん序の口だってさ。うぇーい。

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