捨てられないもの

 おいらは、小さい頃から、引越しの多い生活。物心つくまでにも数回引っ越してるし、社会に出てからも転勤族。そのたびに、多くの所持品を捨ててきた。おいらにとって、引越し準備というのは、物を捨てることから始まるし、結構、大事なものまで捨ててきた。人間関係や、自分のキャラクターも捨ててきた。
 それでもなぜか、どーでもいい、何の思いでもない小物が生き残っていたりする。不思議なものだ。
 話は飛躍するが、居酒屋の常連同士で話題になった。転勤族など、一箇所に住みつかない人間というのは、感情的な執着心をあえて持ちたがらない。「どうせ自分は長く住まない・・・」と言う観念が、人に対しても物に対して、壁をつくるからだ。
 深い話になりそうなので、今日は寝よう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA