日本のW杯

 いろいろあった3試合、悔しいけど、素人なりに振り返ってみる。
オーストラリア戦
 誰もが言うように、最後の3失点は悪かった。少なくとも、最後の失点は無用だったはず。逆転された後、選手も監督もチームそのものが、止まっていた・・・。
クロアチア戦
 最後まで、互角の戦いだった。柳沢の超決定的なシュートが枠を外れたのは、個人的に柳沢が嫌いな私にはムカつくところだが、最後まで互角の戦いはしていた。「たら、れば」を言い出せば、これもお互い様だ。
ブラジル戦
 日本は、よく頑張ったと思う。やはりブラジルは強い。今大会でブラジル戦を見るのは初めてだったが、言われている通り、ロナウドは本調子ではなかったと思う。少なくとも4年前のロナウドのパワーとスピードに比べたらスローモーションに見えるが、それでも停められない。世界No1ロナウジーニョに日本が振り回されるなか、結局は、ロスタイムとか、後半とか、足が止まりがちな時間帯に失点を重ねる日本。まだまだ、ワールドカップで優勝を目指すには遠いことを思い知らされた。
 「90分走れない」結局ここが日本の最大の弱点だった。「決定力不足」をあげたいところだが、ここまで後半、ロスタイム、に失点されると、決定力だけとは言い切れない。どの試合の前後でも、ヒデは「相手よりも走る」といい続けたが、結局、90分という時間の中では走り負けている。ブラジル戦の後、ピッチに倒れた中田かそれを証明している。結局のところ、まだまだ、地力が足りなかったということ。
 ちなみに、今大会の日本のMVPは川口だろう。失点の数を見れば、多すぎるが、日本を盛り上げてくれるスーパープレーを連発したのも、また川口。彼がヘボなら、失点数がさらに倍増していたのは間違いないところだ。まぁ本来、キーパーが活躍する必要が無いのが一番ですが・・・
 そういえば、4年前の日韓W杯の時、私を感動させたチームがある。ベルギーだったかな。赤い悪魔なんていわれてたっけ。辛くても苦しくても、たとえ負け試合でも、全員で守り全員で波状攻撃をかけ続けていた。あの時のベルギーのような、いやらしさと執念が、今の日本には必要なのかもしれない。
 日本はまた4年後のために頑張るしかない。ここ連続出場の世代は(私は、キャプテン翼世代と言っている)、4年後にはだいぶ変わってくるだろうし、監督も変わるだろうし、大きな転換があるかもしれないし、変わる必要もある。そのとき、日本が優勝候補になれる地力を持つことができるのか。素人応援の私としては、ただただ期待するしかない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA