神津島・貰い物の晩御飯

 朝起きると小さなクワガタが蚊取り線香の近くでひっくり帰っていました。あらあら、あ、でも生きてる。ってことで、写真を撮って近くの木にリリースしました。こんな所に落ちているところを見ると、森の中には結構な数のクワガタが生息しているのかな。気にはなるけど、森の中は蚊が多すぎるし、おかずの魚も釣れないようでは昆虫採集どころではないだろう。

この日の朝ごはんは、飯盒炊爨とインスタントラーメンでラーメンライス・・・・。決して不味くはないのだけれども寂しすぎるような・・・。そういえば、ちょっと伸びちゃったのですが、ラーメンはフライ麺の方が伸びちゃったときの許容範囲が広いですね。生麺なら解けちゃってドロドロになっちゃうもん。それにしても火起しの手際がよくなったものだ。自分で感心する。
さて今日はどうしよう。本当は秩父山&千両池ハイキングをもくろんでいたのだが、昨日の天上山の疲れが残っていて厳しい。そもそも初日から充実していたから充電が切れたような感じ。うーん。とりあえずもう一度赤碕の海に行こう。浮いてるだけでも楽しいしね。
そんなわけで、写真はありません。同じような写真にしかならないので。

 夕方も釣るのですが、ぜんぜん釣れません。周りの人は釣ってるんだけどなぁ。なんて思っていたら小さなカンパチをゲット。ようやく刺身にありつけるってものです。にわかに盛り上がるも続かない。するとルアーで釣っていたお兄さんがサバをヒット。見てたらくれました。よっぽど物ほしそうな顔をしていたのでしょう(笑)。ありがたやありがたや。更に一昨年に見覚えのある地元のオジサンから昨日に釣ったというメジナをゲット。なぜ昨日釣った魚が車にあるのか解りませんが氷と一緒に保存しているから大丈夫のこと。塩焼きで食べてねといわれました。ありがたやありがたや。ってなわけで、釣れなくても食卓は豪華になりました(汗)

夜も釣ります。サバがつれると思っていたのですが、釣れません。私って釣り下手なんでしょうね。はぁ。あきらめて帰ろうと思っていたとき、ヒットォォォ。お、重い。サバ?いやなんか違う気がする・・・・。網は用意してない。ええい、ままよ、おりゃぁぁぁ。っと黒い魚。イスズミです。港からコマセを蒔いて集まってくる魚でよく見える大きな魚。でもつれなかったやつ。スレでかかりました。ええ、針に引っかかったんです。けっこう大きいです。これなら腹いっぱい食べられます。もう夜なので頭と内臓を取って塩振って冷蔵庫です。

神津島・天上山

 多幸湾といえば朝日が綺麗なところなので、早起きして朝日を見ます。本当なら朝ごはんを釣りに行くところですが、昨夜にサバを確保しているので今朝は余裕です。慌てず騒がず朝ごはんの準備をします。

 今朝は米をたきます。飯盒炊爨です。昨日パスタを恵んでもらったLCさんにサバ&ご飯をご馳走しよう。難しそうに感じるのですが、慣れてきたのか上手に炊けました。私が教わったのは、水分が出てきたら火力を維持して、水分が出なくなったら火から離してひっくり返して蒸すとのこと。今回も作戦は同じですが、考え方を変えました。圧力鍋でご飯を炊いているイメージで作ったら美味くできました。
 ご飯をひっくり返して蒸らしている間に魚を焼きます。直火の遠火で十分に時間をかけて焼きます。不味いわけがありませんよね。サバはもちろん、小あじも、得体の知れない小魚も美味しかったです。食べ過ぎて腹いっぱいです。

 さてご飯を食べたら天上山を目指します。今まで2度登ってますが、いまだに365度の大パノラマの風景が見れません。今年こそは好天に恵まれると願いながら登ります。あぁぁ、つらい。まだ登山口まで付いていないのにつらい。お腹いっぱい食べすぎです。体が思いです。

 登山道は比較的整備されておりますが、それなりに休みつつ、水分の補給タイムを取りつつ登ります。8合目を越えたあたりからヒンヤリした風が通るようになります。涼しいなぁと喜んでいたら、その冷気が水蒸気を作って・・・・これはやっぱりけしきが見えなくなってくるサイン。

あ゛~やっぱり頂上は景色が見えない・・・・。そもそもこの時期に登ってはいけない山なのかもしれない・・・。それとも、この山の神様に嫌われているのかも。

 4時間の山登りの終着点はキャンプ場ではなく船が付いた前浜港。よっちゃーれセンターで遅めの昼食です。おっと、あれに見えるは同じキャンプ場の国際カップルではないですか。こんちわ~って挨拶して刺身定食とトコロテンを注文。一昨年食べた海鮮丼が無いのはさびしいですが、これで1000円なら納得です。新鮮で厚切りの刺身(カンパチ、赤いか、イサキ)明日葉のかきあげ、小皿に豆腐と、南蛮漬け、どれも美味しかったです。

 食事の後は民族資料館。ここってリニューアル工事中だったり定休日だったりで、なかなか見れなかったのですが、今度こそ営業していました。でも人影は無く、お客さんが入ってくると電気を付けると言う状況は変わりません。
 帰りのバスでまか国際カップルと遭遇して一緒にキャンプ場へ。なんでも新島、式根島、神津島とキャンプしてきたらしい。おぉぉ。そして式根島でプロポーズ・・・・。ぉぉぉぉおおおお。さすが外国人(根拠なし)
 夕方も夜もつりですが、じぇんじぇん釣れません。あきらめてインスタントラーメンです。ちなみに他の人はポツポツ釣ってました・・・。そうそう、線香花火しました。LCさんの置き土産です。動画です。

神津島・キャンプ1泊目

 赤碕で十分に泳いだので体がだるいのですが、ここで休んでいる暇はありません。港に戻って釣りえさを仕入れた後、そのままバスで多幸湾ファミリーキャンプ場へ向かいます。受付をしようとしたら、女性一人でキャンプしようとしている人を発見。しかもめっちゃ軽装備。ちょっと驚いて、ちょっと声をかけた後、自分のキャンプを設営へ。かって知ったる4回目。陣取りもいつもと一緒。下のほうが良いのは海が近いから。森の奥ではなく道路側を選ぶのは蚊が少ないからです。一般には木陰が涼しい奥、管理等に近い上側を選ぶことが多いようですが、前記の理由があるんです。どうせ昼間はテントに居ませんしね・・・なんて思っているうちに設営完了。我ながら早くなったもんだ。

 準備ができたら食料の調達。米はあるのでおかずを釣りに行くのだ。行く前にさっきの女性LCさんに声をかけて一緒に行くことにする。今回のキャンプは釣りしているも人多いみたい。北海道から釣りにきた親子や、学生のサークルと思われる人もいるみたい。

 釣り場はキャンプ場から近い多幸湾の堤防。日が暮れるまで粘ったのに謎の魚が3匹。食べられるという核心はないが、毒はなさそうな気がするので焼いて食べよう。なんて思っていたらLCさんがパスタを作る予定との情報を入手。

よっしゃ、火の用意は私がするから一緒に食べようってことで便乗。ハムとキノコのナポリタンをゲット!美味しいっす。キャンプ場でパスタを食べるのは初めてです。ラッキー。
 魚は真っ黒ですが、中は大丈夫。それなりに美味しく食べることができました。

食後も釣りです。夜釣りです。夜なら大物をって思っていたのですが、なんか釣れません。良くわからない小魚が少し。駄目だこりゃ。帰ろうかと思っていたら、ケミホタルを付けた浮きが急に消しこんだ。おっしゃ、これは間違いなく食べられるサイズ。おぉぉぉ、暴れる暴れる。これは大きいか!って思っていたら、地元の人と思われる形がサバだなぁ。強引に上げたほうがいいよ。ってアドバイス。もうちょっと引きを味わっていたかったが、おりゃーって抜きました。確かにサバです。ゴマサバです。そして・・・連発!!!!
 それから地元の人に聞いていたら、地元の人はこの時期のサバは食べないんだって。すぐに腐るから。しかも、暴れて仕掛けがぐちゃぐちゃになるから嫌われもの扱いみたいです。あれまぁ。それでも私は食べたいって言ったら、鮮度を保つための氷と釣った小あじをくれました。釣りえさも!なにから何までありがとう。民宿中村屋の車に乗っておりました。せめて宣伝しておこう。
 最後にもう一匹サバを追加して本日は終了。暗闇の中でサバを開いて塩を振って冷蔵庫に入れておきます。鮮度を保つためです。
ちょっと体が生臭いけどキャンプ場のシャワーは終わってます。あきらめて寝よう。

神津島・赤碕

 神津島に着きました。夜の船で行くときに大切な初日。さっさとキャンプ場に行ってテントを張りたいのだがバスが来るのは2時間以上先のこと。最初は釣り使用と思ったのだが、船が着いたばかりで港が忙しそうなので中止。赤碕へ向かうことに。赤崎は大きな潮溜まりのようになっているところでシュノーケルのメッカです。素人が海で魚と遊ぶにはぴったりの場所。体験ダイビングも盛んに行われています。

 荷物は必要なものだけ持って、後は船の待合所の隅っこにおいておきましょう。貴重品だけロッカーへあずけてバスに乗ります。このバスキャンプ場とは反対側でちょうど良い時間に出ていたのです。っていうーか、島に運転手は一人しかいませんので、一人で行ったりきたりしているのです(汗)しばし景色を見ていると赤碕に到着・・・だーれもいませんね・・・。さすが9月の島!
 さっさと着替えて海へ。水慣れしていない私は冷たさになれるのに時間がかかってしまいます(といっっても26~7度ぐらいあるんじゃないかな)ちゃぽちゃぽ水を体にかけながら入ります。心臓がびっくりしてしまうような事を怖がるところが歳を感じますね。ただし、一度水中を除けば冷たさなんてすぐに忘れます。だって魚が沢山いるんですからね。あ、でも、昨年よりちょっと濁ってますね。九州の方の台風のうねりが数日かけて届いているんだそうだ。
 でもまぁ、遊ぶ分には問題なし。今年もカメラにビニールの安い防水ケースを持っており撮影します。今年は動画モードで撮ってみました。場所は赤崎の真ん中ぐらい。エサをあげて魚を集めている人がいましたので、その辺で取りました。水中ではカメラの液晶が光ってしまってアングルが解らない状況でしたが、魚が見れるって事は解ると思います。

泳いでいたのは3時間ぐらいかな。あとは売店の焼きそばを昼ごはんにして初日を楽しみました。

神津島へ出発

 今年で4年連続で神津島です。他にも候補はあったのですが、準備やらなにやら面倒になってきて何時のも場所へ行くことにしました。

 船の予約は3日前にしました。それならインターネットで予約できて割引もあるそうです。どうせ空いてるでしょうからね。と思ったら目当ての2等床席はいっぱい。がーん。椅子席になりました。帰りこそ・・・がーん。なんと特2等席。出発前から予算オーバーです。写真の左側、オジサンの足がかかっている席が私の寝床です・・・。

道中は最初だけ甲板です。潮風が気持ちいいのです。やっぱり船は良いです。岸から離れるにしたがって気分の俗世間から抜け出せる気がします。ビールが美味いというものです。それでは俗世間の写真をパチリ。ピンボケ・・・。なにはともあれ、神津島への旅の始まりです。まずは寝ましょう。

 朝5時過ぎかな、大島へ到着するのを知らせる放送で目が覚めます。ここで起きるか寝るか大きな葛藤があります。昨年は寝ていた気がしますが、今年は起きました。目的は朝日です。そもそも船の運行スケジュールが日の出を目安に大島到着にしていると思われますので、大島到着が日の出の合図なのです。幸運にも海岸線に雲がなく、船が止まる堤防の先の海から登場しました。バッチリです。起きてよかった。今年の旅は良い事が沢山おきそうな予感です。あとは寝てれば神津島まで連れて行ってくれるでしょう。

 ということで着きました(笑)お客さんの大半は新島で降りたのでしょう。船内はガラガラになっていました。この人口密度の低さも神津の魅力でしょう。
空が青いです。海が青いです。雲が白いです。これぞ神津島です。
 それではテンション上げて行きましょう。