PHPの開発環境

　PHPスクリプトを開発、作成するのに必要なものは、下記の通り

• 開発するためのパソコンとOS
• PHP言語エンジン
• Webサーバー
• 一般に普及しているブラウザ
• データベースエンジン（ここではMySQLを使用）
• テキストエディタ
• FTPソフト

　パソコン＆ブラウザは一番普及しているWindowsマシンと利用中のブラウザで良いでしょう。他のものも全て無料でダウンロードして利用可能です。ですがいちいちダウンロードして設定するのは面倒です。そこで、簡単で便利な方法を紹介します。

　XSASと言うのは、Xoopsと言うシステムをローカル環境で使うためのパッケージなのですが、これには、Webサーバー、PHPエンジン、データベースエンジンが入っており、それぞれが正常に動くようにセットアップされています。
ここのホームページから、ＸＳＡＳ＿ＰｌａｉｎＪＰと言うのをダウンロードしましょう。
その後の手順も簡単です。

• ダウンロードしたファイルはzip形式ですのでお好きな場所に解凍します。
• XSAS_PlainJPというフォルダが作成されインストール終了
• あとは、XSAS.exeを起動するだけです。
• Webサーバー(Apache/PHP)・MySQLサーバー環境が立ち上がります。
• このときに立ち上がる画面と、黒い窓は、開発中は閉じないでください。

これからスクリプト開発に覚えておいて欲しいのは、スクリプトを記述したファイルを置く場所です。XSAS_PlainJPのフォルダから説明すると、

XSAS_Plain/diskw/ｗｗｗ/

のところがディフォルトの場所です。ここに適当なフォルダを作成してスクリプトを開発していきます。
　ちなみに、スクリプトはブラウザで動作確認するのですが、そのときのURLは、

http://localhost/適当なフォルダ/

として指定します。もちろん、XSASが起動していないと正常に動きません。

　PHPは普通のエディターで開発可能ですが、PHPスクリプトを作成するためのエディターがありますので、それを使いましょう。何かと便利です。
ここのホームページからPHPエディタをダウンロードしましょう。
このエディタには、機能を絞ったスタンドアロン版もあります。こちらの方が普通のエディターとしての使い勝手はありますが、開発環境としてはフルバージョンを選びましょう。詳しくは説明しませんが、最低限必要な説明のみします。

• 左上の小さな窓の「無題」を右クリックして「新規ファイル」を追加します。ファイル名は、*****.phpと拡張子までつけます。沢山のファイルを切り替えて編集していくことが出来ます。この複数のファイルのまとまりをプロジェクトと呼びます。
• ファイルを開く場合は、このプロジェクト単位で開きます。（たとえ１つのファイルでもあってもです。）
• メニューの実行から、「実行URLを開く」を選ぶと、画面下半分がブラウザとして起動します。
• メニューの実行から、「実行URLの設定」を選び、ここに、先ほど紹介したぶ動作確認用のURLに/<file>を足したもの、つまり、【http://localhost/適当なフォルダ/<file>】のように指定すると、【F8】キーで実行されて動作確認できるので便利です。

　とりあえず、これで開発環境は整いました。他にも、次のようなものがあると便利でしょう。ここでは特に使いません。

• ホームページビルダーなどのHTML作成ツール
• FTPソフト

　それでは、いよいよ、スクリプトを作成し、動作するか確認します。

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