水耕差倍で利用されている肥料の比較実験です。だいたいこれで傾向はつかめたことですので、今後、特に変化がなければ、レポートは終わろうと思います。
結果としては、予想通りです。大塚ハウスが一番で、次にハイポニカです。ハイポネックスは物足りなさを感じます。だからといって、どれが優れているのかといわれても、この実験で決め付けることはできないのも事実です。それぞれの感想など
大塚ハウス
さすがはプロ用肥料です。1号15g、2号10g、5号0.25g(計量はいい加減です)を10Lの水に溶かして利用しました。A処方とかいうもので、ECは2.6ぐらいになるはずです。事実上、ヤフオクづらいしか入手経路が無いのですが、コストパフォーマンスも高いし微調整もできるが、その分面倒ともいえる。色んな種類にチャレンジしたり、けっこう大きな規模で試したり、水耕栽培にハマっている人向け。
ハイポニカ
A液20ml、B液20mを10Lの水で薄めて利用。表記によるとECは1.6ぐらい。もともとが液体なので、大塚ハウスより使いやすいし、気を使わないという感じはある。また本やブログなどでも使用例が多いし、関連商品が多いなど、安心感はピカイチだが、大塚ハウスと比べると値段的には高い。ベランダ菜園や、株数が少ない人に向いている。
ハイポネックス微粉
2gを2Lで薄めて利用(ペットボトルを利用)、たぶんECは1.3ぐらいのはず。もともと解けにくいので濃くするのは難しく、肥料分が濃い方を好む植物は苦しいが、トマトも無事に育てたこともありますから、悲観しなくても大丈夫です。ホームセンターで買えると言うのは気楽に試してみたい人には嬉しいメリットです。土壌栽培で実績のある肥料ですしね。
月別アーカイブ: 2007年9月
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水耕栽培の肥料の比較
水耕差倍の肥料の続き。
前回の段階では、差がどんどん広がるように成長すると予想していたのですが、ハイポニカ(中央)は、大塚ハウス(右)に少し追いついたような印象です。不思議ですね。デットヒートに成ると観察していて楽しいのですが・・・。なおハイポネックス微粉(左)も大きさこそ小さいですが、質の面からすると見劣りしない状況になっています。水耕専用肥料で無いこと、ホームセンターで買える手軽さを思えば頑張っていると言えるのではないでしょうか。
ちなみに、この栽培装置ですが、容器はペットボトルの1側面を取り除いたものです。下にはメラニンスポンジをカットしたものを引いてあり、その上に種を巻いたスポンジを置いて、底を抜いたプラスチックのコップを上からかぶせて支えにしています。種まきするスポンジは、他の栽培で見かけるよりも、すこし大きめに切って使ってます(そのほうが苗を支えてくれそうな気がするので)
溶液は、このメラニンスポンジがヒタヒタぐらいに追加して、なくなってから足します。入れすぎるとペットボトルの口の部分からあふるので、雨が入ったとしてもおぼれずに済みますし。すこし傾けるだけで水を抜くこともできます。この方法は、私の中でのイチオシです。結果的にスポンジだけですので、セットするのも片付けるのも簡単ですし、受け皿に関しても大小何でも使えます。
そうそう、このペットボトルの後ろの部分と口の部分が合うようにして、窓際に連結し、一箇所に溶液を入れれば、全部にいきわたるように作ったことがありますが、静かに注がないと上手く行かなかったんで、いまは連結はしていません。