水耕栽培の土

 水耕栽培の土を言うと、なんだか矛盾しているような気がしないでもないが、実際の栽培においては、土、もしくは土の代わりをしているモノが使われているし、現在の定義的に、水耕栽培だからといって、土を使っていけないわけでもないんでも無い。ただ、水耕栽培を推奨する情報源に、土を使わない!と強調している情報が多いだけのことだ。
 ここでは、私の今現在の個人的に使っている培地(ようは土)の話。よく使われるスポンジについては、実験して報告してるので、土っぽくないものは除く。
・園芸用土
 これはイマイチ使い勝手が悪い。園芸用土といっても、かなり差があるのでなんともいえないが、通気性の良すぎるものは、保水性が悪く、水を吸い上げないので、水耕栽培で使いにくい。
・砂
 ペットボトル栽培で使われている例が多いが、重量的に重いのと、意外と手に入らない(海の砂は塩分が多いし、砂場の砂はを取ってくるのは、窃盗罪になりかねない)買うなら、もっと良いものが・・・
・ヤシ繊維の園芸用土
 水でふやかして使うもの。買ってくるときは小さいし安い。保水性が高く、水も良く吸い上げるけど、ちと吸い上げすぎ。少量の培地に養液を多く供給できる方法だと根ぐされする可能性がある。また、乾くときも極端にカラカラになる。
・バーミキュライト
 家庭の水耕差倍のバイブルとして有名な「いつでもレタス」方式で使われるので広く使われていると思われる。吸水性も通気性も高いので、すばらしいスペックだが、植物を支える力が無いため、茎が伸びる植物は倒れやすいく、土壌では支柱が不要な場合でも対策がいるなど、ちょっとぐらいの工夫は必要だが、これを「いつでもレタス方式」はプラコップで改善している。でもバ-ミキュは高い・・・。
 ちなみに、私が普段使うのは、ヤシ繊維に少量のパーライトを混ぜて使う。通気性の高いパーライトを混ぜると、水を吸いすぎて重たいヤシ繊維が劇的に軽くなり、その量によって使い分けるのもやりやすい。ただし、酸性になりやすいので、極端に嫌う諸作物の場合は、対策が入るようだ。

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