2年ぶりですが、珍しい体験があったので記録することにしました。
2023年12月29日~30日
何時ものように伊豆7島に出かけるべく夜行の大型船橘丸へ乗船しました。結論から言うと、この日は特に変わったことはありません。翌朝に八丈島の底土港へ到着して、港でレンタカーを借りました。車を予約したときに「すっごいぼろぼろの車でよければ・・・でも釣りはだめです。」って言われたので、どんだけ凄い車が出てくるのだろうと思ったのですが、左前にぶつけた跡がありましたが問題なし。ちゃんと走ります。ちょっと拍子抜けしました。なんせ、離島ではひどいレンタカーを何度も見ていますからね。最高速度40Kmしか出ない車は今でも忘れられません。
車に乗り込み、ツイッターの・・・いやXで八丈島観光協会をフォロー、ここにはクジラ目撃情報が掲載されるのです。朝のツィート・・・いやポストにあった場所、八重根港へ到着すると、すぐにクジラを発見。といっても、見えるのはブロー(潮吹き)や背中、シッポです。しかも双眼鏡がないと厳しいです。船でホエールウォッチングすれば近くで見れるのでしょうが、貧乏人は陸地から追いかけるのが楽しみ。
しばらく見ていると左の島影へ移動していったようなので、車を走らせて、足湯きらめきへ移動すると、かなりの数のブローを確認。ここは上着を脱いで、双眼鏡と弁当を用意して、靴下を脱いで足湯に使るのが吉。足湯につかりながらクジラを探せる素晴らしい場所なのである。(弁当を足湯に落としたら大迷惑なので、そこんところは自己責任でお願いします。)
レンタカーを宿泊先の前に止めて返却(回収しに来るらしい)。宿は椿荘、八丈島に来ると、いつもここです。3回目です。ここの特徴は美味しい料理がたっぷり出てくることでしょうか。正直、10年前でも厳しい量でしたので、今となっては苦行です。でも美味しいから、なるべく食べたいんですよね。
食べた後は、2時間ほど夜釣り。なんのアタリもなし。あきらめて就寝。
2023年12月31日
この日は底土港で釣り。この日は暖かくてびっくり。日中は上着いりません。なお車がないので他の港にはいけません。それしてもアタリなし。水はきれいなんですが、魚の姿が見えません。伊豆7島へは何度も来ておりますが、こんなに魚がいないのは初めてです。なお今回の釣行は、シマアジが釣れればラッキー、ムロアジでも良し、アカハタも狙ってみる。という意気込みでしたが、釣果としては18cmぐらいのミニシマアジ1匹。ムロアジもアカハタもなし。一番大きいので38センチのイスズミ。12目と種類は多かったのは楽しかったですが、満足とは言えない内容ですね。
夕方に宿に帰って、晩御飯待ちをしていると島内放送が流れる。
「明日の大型船は欠航です。」
ちょっとまてぇ、帰れないじゃないか。東海汽船のホームページでも確認、低気圧の発達により夜行便が出航しないとある。しかたないので、多すぎる晩御飯を食べながら、宿の女将に連泊を申し込むことにした。
2024年1月1日
帰るに帰れないし、午前中は暴風雨。島で天候不順は良くあることだけど冬場に暴風雨って。しかも、まったく寒くない。午後になって晴れ間が出たので、引き続き底土港で釣りをするも、そんな天気なので港の一番奥で細々と釣る。ぽつぽつとは釣れて自分へのお土産はできた。風は強いけど、天気は回復傾向だから、大丈夫だろう。
2024年1月2日(前半)
翌朝、発着時間を調べて目が点。「欠航」と書いてある。まじで、本当に、いやどうしよう。2日連続で帰れないのは想定していなかったので、動揺してしまった。おちつけ私。もう一泊しても仕事には間にあう。冷静に選択肢を考えるんだ。
その1 連泊して3日に帰る。でも、船が出る保証もない。
その2 飛行機で帰る。だいぶ予算オーバーだが・・・。
結局のところ、女将に相談したら、連泊はOK、「飛行機で帰るなら安く手配してあげるよ。」とのこと。その話乗った!飛行機は17:30発なので、再度、レンタカー屋に同じ車を依頼。宿まで届けてもらい、しばし観光するも、この日は午後に雨。あまり多くは回れず、早めに車を返して飛行場で缶ビール×2本。時刻通り飛行機は飛び立つのでした。
2024年1月2日(後半)
60分程度のフライト。離陸後、ちょっとしたら着陸と思っていたのだが、遅れてる?と思っていたら機長からの放送、着陸の案内だろうと思っていたら。
「羽田空港の滑走路が閉鎖しております。」なんですと。ちょっとして
「成田空港に向かいます。」ざわつく機内。
となりで、スマホを見ていた男性が教えてくれた。
「JALと海上保安庁の飛行機がぶつかって炎上しているみたい」
おおごとじゃないですか。30分時間がずれれば、この飛行機がぶつかってたこともあり得るじゃないか。いやそれよりも、犠牲者はいるのか、詳しいニュース見たいぞ。
どうやらJAL側に犠牲者以いないとわかった。さて、我々は成田空港だ。私は千葉県民なので、成田空港の到着は問題ないだろう。だいぶ遅れたが、成田空港に到着。・・・したのだが、また機長から不穏な放送が流れる。
「飛行機は到着しましたが、空港内が混乱しており、降りる準備ができません。」だと。そりゃそうだ、羽田に着陸する予定の飛行機が、こぞって成田空港に降りるというのだから。あきらめて待とう、待とう、もうちょっと待とう・・・・2時間以上待つことになった。おーまいがっと。
島と違って本土は寒く、心も財布も寒くなって、家に着いたのは、23時を過ぎておりました。
おれ、なんか悪いことした?間違った判断した?してないよなぁ。新年早々、これだもの。今年はあと364日。平穏に過ごせますように。