カテゴリー別アーカイブ: 水耕栽培の装置

我家のペットボトル水耕栽培

以前に(だいぶ前ですが・・・)水耕栽培している装置の作り方を、もうちょっと詳しく教えてほしいという話がありました。この度、小さいのを作る機会がありましたので、こまめに写真を撮ったので紹介します。
その1 まずは材料と道具

メインの材料はペットボトルとフタのある発泡スチロールの容器です。あとスポンジ少々と、ビニールテープがあればより良いかな。必要な道具はカッターとマジック。ハンダゴテがあると便利。
その2 ペットボトルを切る

 ペットボトルをカッターで切ります。私は最初はカッターで切込みを入れて丈夫なはさみで切っています。なお使うのは飲み口がついている側です。切り口は危ないのでビニールテープなどで保護しておくとベストです(面倒だからあまりしませんけど)
 ペットボトルの大きさですが、葉もの野菜なら900mlが使いやすいです。果菜類なら2リットルが良いと思います。500mlとかでも大丈夫ですが、丸いものは避けましょう。発泡スチロールの加工が面倒です。
 切る位置(高さ)に関しては、水はけが良い場所を好む植物(根腐れに弱いもの)ほど高さが必要と考えましょう。
その3 ペットボトルに穴を開ける

 切ったペットボトルに穴を明けます。目的は根っこが出てくる穴を開けること、通気性を確保すること、この2点です。飲み口に近い斜面の部分からは根が出るところ、側面は通気性を確保するものを考えてください。
 以前はカッターでスリット(長細い長方形)の穴を開けていたのですが、最近はハンダゴテで溶かして穴を開けてます。焼いた釘とかでも同じかな。この場合は換気に注意してください。
その4 箱のフタに穴を開ける

 箱のフタに穴を開けます。使用するペットボトルの大きさ、セットするレイアウトをイメージしてください。このとき、切り取ったペットボトルの底の部分を使ってマジックで線を引きカッターで切り抜きます。同じ大きさがベストですが、適当に切ってます(汗)
 表側からやると、端っこの余白部分がわからないので、裏側からやったほうが無難です。
 ペットボトルのレイアウトは育てたい植物を考えて株間を決めます。レタスミックスなどを大きくしないで収穫ならするなら並べてしまってもOKです。
その5 セットする

 あとはセットするだけです。フタに給水用の穴を開けておくと便利ですね。キャップの部分はスポンジを入れてます。培地(土)については人によって主義主張がありますが、私は100円均一のパーム用土(やしの繊維)を使ってます。安いからです(汗)
 セットには苗を植えるのが一般的な気がしますが、種を直接蒔いても問題ありません(表皮は乾く場合があるので、発芽するまでは(双葉が開くぐらい)まではスプレーで水遣りすると失敗がありません。
 書き忘れましたが容器には水耕栽培の液肥を入れておいてくださいね。多めに入れておくと追肥が少なくてよいですが、ほどほどにして、無くなってきたら施しましょう。あまり長い間水を替えないと水質が悪化します。何か変だと思ったら水を全部取り替える場合もあります。

発芽の方法を考え中

 今年の種まきシーズンを前にいろいろ考えています。ホームセンターへ行って「たねまきハウス」なる容器と小さなホットカーペットを購入。試しにからし菜&わさび菜をセットして室内に置き、温度を測っています。土の表面温度で外気の+3度ぐらい。今の場所だと13~20度ぐらいになっているようです。アブラナ科、レタスの仲間、ネギ類なんかでは発芽してくれると思いますが、肝心のトマトなどのナス科の植物には足りません。育苗するには良さそうですけどね。

温室を導入しました

 ホームセンターで売っていた簡易温室を購入しました。展示処分品3000円です。ちなみに購入のきっかけは寒いからではなく、育苗していたら猫に食べられてしまったという失敗を乗り越えるためのものです。もちろん、温室本来の役目もしてもらいます。基本的に育苗用と考えていますので2月後半あたりから大活躍してもらう予定です。
 組み立て式なので暖かい季節はしまうつもりです。

なとか収穫できるところまで来ました

 パイプの水耕栽培ですが、無事に成長しています。かきとり収穫ですが、ミズナ、春菊を鍋に、リーフレタスミックスはサラダでいただいています。写真中央はホウレンソウですが、これは収穫できません。近所の猫が食べちゃうんです(泣)
 何はともあれ、その栽培方法が実用的であることが分かりました。これだけの株数が栽培できれば一人暮らしとしては十分な量です。ブクブクとかポンプとか使ってないのでパイプである必要性に疑問があるという説があるのですが、その辺は気にしないでください。

私の発芽装置

 私が昨年から使っている発芽装置です。発泡スチロールの箱に水を5センチ程度入れて適当なもので底上げします(今回は豆腐パックだったりする)そこへ、熱帯魚のヒーターをいれ水温を上げます。あとは写真のように種まきしたセルを設置します。土の表面に温度計を置いてありますが、フタをしておくと温度は20度を超えます。底面の水から温まるので気温だけでなく地温そのものが温まっていえるはずです。
 私の家のヒーターは熱帯魚用でも簡易なもので温度設定ができませんが、設定できるものにして、ちょっと高めにしてやるともっと良いかもしれませんね。

パイプ水槽栽培にチャレンジ

 いままで発泡スチロールの箱で水耕栽培をしてきましたが、箱の数が増えるにしたがって面倒になってきました。一つのものを手間隙をかけずに育てるのには最適な方法ですが、数が多くなると面倒なことも起こるんですね。今後、もっとパワーアップするためには、もっと大げさな装置を作るのが一番だと思って考えていたことを実行に移しています。
 写真は114mmのVUパイプ。いわゆる排水用に使われているパイプです。これに穴を開けました。穴の間隔は8cmを2本、15cmを1本、20cmを1本です。これらをすべて連結します。想定通りなら葉もの野菜を主として、一気に70株もの野菜を1坪に満たないスペースで育てられるはずです。
 これをなんとか、本格的な春のシーズンまでに作りたいのですが・・・・。