神話の島

 船は、大島に5時過ぎ、その後、利島、新島、式根島と立ち寄り神話の島「神津島」へ。観光客の多くはデッキで海を見たり、島々を見たりする(トビウオが見れたりする)のだが、おいらは式根島を出てからデッキへ。船の中はかなり空いているので新島あたりで沢山降りたと思われる。サーファーが減っていて落着いた雰囲気になっている。しかも外人までいる。島に外人と言うのはあまり記憶が無い。そんな中、素敵なTシャツに出会った。白に英文字が入ったデザインで、変わったTシャツではないのだけども、妙に好感が持てるTシャツだった。
 島に到着後、いきなり変な看板を発見。

スナックか何かだろうか?アニメグッズで飾られているとか、コスプレママがいるとか・・・まさかね。
 その後、郷土博物館へ。今時のような展示は無く、地味な場所。そもそも、私が入館してから電気を入れていたぐらいだけれども、島の生い立ちのような物は解ったし、なにより冷房が涼しいのが嬉しい(笑)

 次に流人墓地へ。伊豆諸島といえば流罪の島々。その中でも神津島には、キリシタンの話があるらしい。なんでも、家康の侍女にジュリアという朝鮮の娘がいたがキリシタンなのでこの地へ流され生涯を閉じたという。なのでこの墓地にもキリスト地蔵みたいのがあった。

 お昼ごろ、バスに乗って、港の反対側の多幸湾のキャンプ場へ。幸せの多い湾とは良い名前である。ここで受付して、道具一式を借りて、テントを張る。一人なので不安だったが、風が穏やかなこともあり、なんとかできた。3人用テントで余裕の広さ。荷物を置いて身軽になった。

早速散策。なお、食料がまったく無いので、お店のある港へ戻る必要がある。バスの時間も合わないので、港へ歩く。途中、蛇のミイラを発見したり、遊歩道でジャングルチックな木を見たり、展望所から、多港湾を見たりしながら1時間ほど歩いて、もとの港に戻る。

港に戻ったら腹が減る。時刻は14時。数少ない食堂へ入る。殆どは海の家メニュー程度で、それらしいお店は実に少ない。食べたのは「づけ丼」1000円。ちと高いが、魚の種類も多くて満足。海鮮丼1500円と言うのもあるけど、たぶん似たような物なんだろう。使った割り箸は持って帰ろう。持ってこなかったから、これを使いまわそう。
 その後スーパーで買い物。高い!物価高すぎ。まぁ島で取れるもの以外は船で運ぶわけでしかたない。

 夕方からは堤防で釣り。サビキでムロアジを狙うのだ!。1時間ほどして、ようやく一匹。その後はまったく無し。周りの人は一匹も連れてないので、これでも良い方だ。水面を泳いでいる良型のサヨリがいるが地元の人は「あんなの食べるもんじゃない」と見向きもしない。そこで私が釣ってやろうと思ったら、あっけなく2匹釣れた。地元の人は呆然としている。そもそもサヨリが釣れるとは思っていなかったようだ。
 すると、近くにテントを張っていた父子が調理場のかまどの火を使ってくれと言う。これはラッキーと、火を確認し、魚を裁いて・・・と作業してたら、男の子が興味深々。話していたら、すっかり懐いてしまった。

それにしても、父と子の二人でキャンプか。素敵な父さんですね。イビキは私のテントまで聞こえるほど煩さかったけど・・・嫁さんは、家で静かに寝ているんだろうな・・・。
 さて、日が暮れるとどうにもならないので、風呂に入ってビールのんでさっさと寝る。なんかしならいなが、中国系の外人らしき人が、何度か私に施設の質問をしてくる。どうやら団体で来ているようで、だれもが私を従業員だと勘違いしているようだ。
 いざ、寝ようと思うと、ものすごく暑くて眠れない。これは誤算。なんせ、外は風があって、とても涼しいのだ。なのに、このテントには風が通らない。かなり参った。外のベンチで寝ようかと思ったが、虫が多すぎるし、楽しみのビールも飲めば飲むほど暑くなるので飲めない・・・ほとんど寝れなかった。

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