クワガタが死んでしまった

ノコギリクワガタ
ノコギリクワガタ

思い起こせば昨年の7月14日。突然、私の前に現れた一匹のノコギリクワガタ。今朝、亡くなりました。昨夜見た時も瀕死の状態でしたので心配していたのですが、朝見てからはピクリとも動きません。悲しいことです。

それでもノコギリクワガタはクワガタの中でも寿命が短く、冬を越せないと聞き及んでいたので大往生と言えるのではないでしょうか。

長生きしてくれてありがとう。

クジラはイルカ in 八丈島

2015年12月25日 衝撃のクジラニュース

なにげにネットでニュースを見ていた私。そこで八丈島にクジラが生息しているという情報を入手してしまった。クジラと言えば1年前、小笠原の父島の帰りの船で、遠くのほうで潮吹きが見えたっきり。見れるものならもう一度見たいと思っていたが、小笠原に行く連休も予算もないので今年は家で大人しく過ごそうと思っていた矢先のことである。これはもう、行くしかないでしょ。年末年始の予定を確認して29日夜出発、元旦帰宅で船と宿を予約。クジラを探すとなると島内を動き回る必要があると思いレンタカーも予約。ちいと予算が厳しいが致し方ない。

2015年12月29日 記憶なき旅立ち

その日は最後の出勤日。大掃除の後で昼ごはんに、出前のそばを食べてシメの挨拶があって解散。なのに、朝から緊急呼び出しがあって現地直行。それでも昼前には出社しておそば食べて一杯飲んでいたら、案の定、いっぱい飲んでしまう。昼過ぎから20時ぐらいまで飲んでいただろうか?記憶が断片的にしかない。それでも乗船手続きをして船に乗ったんだから不思議だ。なおカメラにはレインボーブリッジが写っていたが撮影した記憶はない・・・・。

2015年12月30日 クジラはイルカ?

ちゃんと夜明け前に起きた。でもふらふらする。そういえば船の中だったっけ。二日酔いだか船酔いだか良くわからない状態のまま甲板に出て朝日を拝み、海原にイルカがいるか探してみる。ここは御蔵島の海域。御蔵島のキャッチフレーズは「イルカいないか?」である。つまりイルカの生息地なのだ。でも見当たらなかった。っていうか海荒れてないか?気持ち悪くないか?いや気持ち悪い。そういえば酔い止めの薬も飲んでない。もうひと眠りしよう。

八丈島が近づいてきたので再起動して船上からクジラを探す。相変わらず白波が立つコンディションだが、クジラの捜索は旅の最優先事項だ。でも遭遇することはできず、朝ごはんのコンビニおにぎりを食べていると船は接岸。いざ八丈島へ上陸した。

港にはレンタカー屋が迎えに来てくれていたので、移動してスムーズに車を借りる。すぐに海岸線を回ることにした。ところどころ車を止めてクジラを探す。これの繰り返し。それにしても絶景ですね。そして車は「みはらしの湯」に到着。ここはクジラの目撃情報がある温泉である。露天風呂につかり、船酔いと二日酔いのダメージを回復させつつクジラ探し。ここも不在。温泉のおばch・・もとへ・・・おねぇさんに情報を聞くと、確かに数日前は30頭ぐらいの群れが見れたとのこと。ちくしょー俺も見たいぞ。

ここで一つ問題が発生。昼ごはんがない。そう、私がいた温泉付近には食べ物屋がない、いや何もない。途中、地元の農産物を扱うあぐりセンターなる看板が見つけ、それならば何か食べ物もあるだろうと立ち寄ったが、あったのはまさかのホットケーキ。なんでまた八丈島まで来てホットケーキと思ったが何も食べないよりはましなので食べました。

その後、日本に29か所しかない地熱発電所見学。目的とは関係ないが、ちょっと見てみたかったのだ。温泉から蒸気を取り出してタービンを回すという燃料レスで安定した電源である。すばらしいと感心しつつ、ここは情報収集。説明してくれるおばch・・・もとへ・・・おねぇさんに尋ねると、おねぇさんも見れてないって。毎日見れるわけでもなく、出現場所も違うので難しいんだとか。しかも数日前から目撃情報がなく、黒潮が南下したからじゃないかと理由まで聞いてしまった。嫌な予感しかしないじゃないか。

さらに捜索を続けるも成果はなく、夕陽を見て捜索打ち切り。古い民宿にチェックイン。腹ペコに豪華な晩御飯。海鮮づくしを思いきや、メインはハンバーグ。って食べきれないぞこれ・・・くっくるしい。これはダメだと思ってしばらく散歩してから寝たものの、おなかいっぱいで寝付かない。寝付いたと思ったら、すぐ起きる。今度は胸焼けで眠れない。

2015年12月31日 山の神に嫌われている私

翌朝、朝日を見たくて早起きするも、水平線からではなく、島の丘から出てきた。あれれ、情報が違う。おそらく夏場は見れるのだと思われる。まぁいい、今日は高いところから捜索しようと八丈富士と呼ばれる山へ向かう。登山口付近まで来たときにポツポツと。んな馬鹿な。天気予報は雨降るなんて言ってなかったぞ。そういえば思い出した。ここ数年、山というものに向かうと天気が悪いのだ。そう私は山の神に嫌われているんだった。

致し方ないので、国立の熱帯植物園でガイド付きのウォーキング。温暖で多湿な八丈島の植物は興味深いものも多くて、なかなか楽しい話が聞けた。このガイドのおばch・・・(しつこい)・・・おねぇさんなら詳しいだろうとクジラの事を聞いてみたら、もう少し早く来れたら見れたかもって言われてしまった。やっぱり黒潮が関係しているとの事だった。なお、一定の年齢層で有名な「八丈島のキョン」はこの植物園で飼育されている。

その後も観光地を巡りながらクジラ捜索するも遭遇できず。天気も良くならないので車を返却していったん宿へ。せっかく島に来たんだから釣りすることにする。港近くの寂れた土産屋(なんでも売ってる)お兄さんに気軽に釣るならサビキと言われエサと仕掛けを購入。ケミホタルもくださいって言ったら「夜も釣るんですか?」って変な顔された。余計なお世話である。なんせ16時40分に日入りする季節。晩御飯まで釣ってたら暗くなるってものだし、釣れる魚も変わるだろうから楽しみも増える。

さて釣りです。サビキを投入してしばらくすると、まずはフグの仲間が寄ってくる。その後、素早い魚たちが。なかなか釣れないと思った頃に当たり↑ばらし↓。針を小さくして再チャレンジ当たり↑ゲット!!。30cmぐらいのムロアジでした。その後も当たりとばらしを繰り返しながら3匹釣ったころに日が暮れた。釣れなくなったなぁと諦めた頃に当たり!30cmぐらいのアジ(メアジかな?)連発っと思ったらサイズダウン20cm。さらに小さい当たりっと思ったら13cmハタンポ↓。このハタンポ、ほんとに伊豆7島に沢山いるねぇ。どうせコマセ無くても釣れるだろうと試したら、やっぱり釣れた。この現象を私はハタンポ祭りと呼んでいて、こうなるとほかの魚が釣れない・・・。3匹目のハタンポを釣って納竿とした。爆釣とはいかないが、それなりに楽しめたしお土産もできた(宿の人が腸抜いて冷凍してくれた。)

晩御飯は大みそかスペシャル。かどうかは不明だが、島ずし&金目鯛(たぶん)を中心にしたフルコース。うめぇ。やっぱり金目鯛はうまいのだ。それにしても二日連続で腹ぱんぱん。紅白を見ながら年越しをしようとも思ったが22時には消灯しないと迷惑になるから途中まで見て就寝。

2016年1月1日 寝正月

あけましておめでとうございます。ということで朝の散歩。本当は初日の出を見たいのだけど、近くの海からは見れないのは昨日に確認済み。ちょっと歩いたところにある八丈オリエンタルリゾートの廃墟?(管理者がいるという情報もあるが・・・)を見物して海岸線を歩くコースをとり、丘の上から出る初日の出に手を合わせた。そして朝食。民宿の朝食はミニおせち料理と雑煮味噌汁だった。椿壮のみなさん、美味しい料理をありがとうございました。また八丈島にクジラ出没のニュースが舞い込んだら来るかもしれないです。

てなわけで、乗船。最後のチャンスと目を凝らしましたが、結局クジラを見ることはできませんでした。御蔵島のイルカも見れずでしたが、まぁ旅としては楽しめたので良しです。あとは夜まで寝正月していれば東京に到着です。

2016年1月2日 あとがき

八丈島に行ったのは学生の時以来だと思います。ほとんど覚えていません。でも、もうちょっと寂れていなかったような。季節的なものもあるんでしょうけど、2等船室なのに貸し切り状態でした。それと、どこの島も同じだけど公共工事やめてくれないかなぁ。道の整備と護岸工事を永遠にやってるけど、あきらかに過剰で自然破壊です。景観は不自然になるし、岸壁に生き物の姿も少ない。何もないのが島の良さなんだけどな。まぁ、公共工事は島の一番の産業なのも頭では解ってはいるけど・・・税金だし・・・。

あっと書き忘れた。今飲んでるけど、島の焼酎は美味しいです。