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八丈島から帰宅困難者になった話

 2年ぶりですが、珍しい体験があったので記録することにしました。

2023年12月29日~30日

 何時ものように伊豆7島に出かけるべく夜行の大型船橘丸へ乗船しました。結論から言うと、この日は特に変わったことはありません。翌朝に八丈島の底土港へ到着して、港でレンタカーを借りました。車を予約したときに「すっごいぼろぼろの車でよければ・・・でも釣りはだめです。」って言われたので、どんだけ凄い車が出てくるのだろうと思ったのですが、左前にぶつけた跡がありましたが問題なし。ちゃんと走ります。ちょっと拍子抜けしました。なんせ、離島ではひどいレンタカーを何度も見ていますからね。最高速度40Kmしか出ない車は今でも忘れられません。
 車に乗り込み、ツイッターの・・・いやXで八丈島観光協会をフォロー、ここにはクジラ目撃情報が掲載されるのです。朝のツィート・・・いやポストにあった場所、八重根港へ到着すると、すぐにクジラを発見。といっても、見えるのはブロー(潮吹き)や背中、シッポです。しかも双眼鏡がないと厳しいです。船でホエールウォッチングすれば近くで見れるのでしょうが、貧乏人は陸地から追いかけるのが楽しみ。
 しばらく見ていると左の島影へ移動していったようなので、車を走らせて、足湯きらめきへ移動すると、かなりの数のブローを確認。ここは上着を脱いで、双眼鏡と弁当を用意して、靴下を脱いで足湯に使るのが吉。足湯につかりながらクジラを探せる素晴らしい場所なのである。(弁当を足湯に落としたら大迷惑なので、そこんところは自己責任でお願いします。)
 レンタカーを宿泊先の前に止めて返却(回収しに来るらしい)。宿は椿荘、八丈島に来ると、いつもここです。3回目です。ここの特徴は美味しい料理がたっぷり出てくることでしょうか。正直、10年前でも厳しい量でしたので、今となっては苦行です。でも美味しいから、なるべく食べたいんですよね。
 食べた後は、2時間ほど夜釣り。なんのアタリもなし。あきらめて就寝。

2023年12月31日

 この日は底土港で釣り。この日は暖かくてびっくり。日中は上着いりません。なお車がないので他の港にはいけません。それしてもアタリなし。水はきれいなんですが、魚の姿が見えません。伊豆7島へは何度も来ておりますが、こんなに魚がいないのは初めてです。なお今回の釣行は、シマアジが釣れればラッキー、ムロアジでも良し、アカハタも狙ってみる。という意気込みでしたが、釣果としては18cmぐらいのミニシマアジ1匹。ムロアジもアカハタもなし。一番大きいので38センチのイスズミ。12目と種類は多かったのは楽しかったですが、満足とは言えない内容ですね。
 夕方に宿に帰って、晩御飯待ちをしていると島内放送が流れる。
 「明日の大型船は欠航です。」
ちょっとまてぇ、帰れないじゃないか。東海汽船のホームページでも確認、低気圧の発達により夜行便が出航しないとある。しかたないので、多すぎる晩御飯を食べながら、宿の女将に連泊を申し込むことにした。

2024年1月1日

 帰るに帰れないし、午前中は暴風雨。島で天候不順は良くあることだけど冬場に暴風雨って。しかも、まったく寒くない。午後になって晴れ間が出たので、引き続き底土港で釣りをするも、そんな天気なので港の一番奥で細々と釣る。ぽつぽつとは釣れて自分へのお土産はできた。風は強いけど、天気は回復傾向だから、大丈夫だろう。

2024年1月2日(前半)

 翌朝、発着時間を調べて目が点。「欠航」と書いてある。まじで、本当に、いやどうしよう。2日連続で帰れないのは想定していなかったので、動揺してしまった。おちつけ私。もう一泊しても仕事には間にあう。冷静に選択肢を考えるんだ。
 その1 連泊して3日に帰る。でも、船が出る保証もない。
 その2 飛行機で帰る。だいぶ予算オーバーだが・・・。
結局のところ、女将に相談したら、連泊はOK、「飛行機で帰るなら安く手配してあげるよ。」とのこと。その話乗った!飛行機は17:30発なので、再度、レンタカー屋に同じ車を依頼。宿まで届けてもらい、しばし観光するも、この日は午後に雨。あまり多くは回れず、早めに車を返して飛行場で缶ビール×2本。時刻通り飛行機は飛び立つのでした。

2024年1月2日(後半)

 60分程度のフライト。離陸後、ちょっとしたら着陸と思っていたのだが、遅れてる?と思っていたら機長からの放送、着陸の案内だろうと思っていたら。
 「羽田空港の滑走路が閉鎖しております。」なんですと。ちょっとして
 「成田空港に向かいます。」ざわつく機内。
となりで、スマホを見ていた男性が教えてくれた。
 「JALと海上保安庁の飛行機がぶつかって炎上しているみたい」
おおごとじゃないですか。30分時間がずれれば、この飛行機がぶつかってたこともあり得るじゃないか。いやそれよりも、犠牲者はいるのか、詳しいニュース見たいぞ。
 どうやらJAL側に犠牲者以いないとわかった。さて、我々は成田空港だ。私は千葉県民なので、成田空港の到着は問題ないだろう。だいぶ遅れたが、成田空港に到着。・・・したのだが、また機長から不穏な放送が流れる。
 「飛行機は到着しましたが、空港内が混乱しており、降りる準備ができません。」だと。そりゃそうだ、羽田に着陸する予定の飛行機が、こぞって成田空港に降りるというのだから。あきらめて待とう、待とう、もうちょっと待とう・・・・2時間以上待つことになった。おーまいがっと。
 島と違って本土は寒く、心も財布も寒くなって、家に着いたのは、23時を過ぎておりました。
 おれ、なんか悪いことした?間違った判断した?してないよなぁ。新年早々、これだもの。今年はあと364日。平穏に過ごせますように。

式根島(帰りの船で)

 11月22日 帰りの船に乗る。乗船の待機所で待っていると、またしても例の撮影隊。どうやら一緒に帰るらしい。軽く挨拶して乗り込んだ。

 乗船してから甲板に出て、昼ご飯をたべてビール飲んでいるうちに船は新島に到着。おや、あの2人組は・・・同じ宿の人で、確か式根島に行って飛行機かジェット船で帰るって言ってなかったっけ。話を聞いてみると結局飛行機には乗れず、ジェット船は欠航で、大型船になったとか、あらあら、でもそれも旅のうちですよね。

 しばらくすると、例の取材班のおねーさんが甲板へでてきた。これはチャンスとお話することにする。式根島のことを気に入ったようで、遊び出来たいって言っておりました。いやほんと、是非とも来てください。おすすめの時期は、夏休みを外した時期。海を満喫するなら9月(まだ泳げる)釣りをするなら、梅雨入前がいいでしょう。そのあと、何度もすれ違ったとか、同じ店を時間差で立ち寄ったとか、軽石は見つかったのかとか話した。沖で軽石を救ってきたというので、図々しくも「それ下さい」って言ったらくれた。まじですか、いいんですか、家宝にします。ついでに名刺交換までしてしまった。島って先も書いたように観光中に何度も出会ったりして、さらに帰りの船(長時間暇)も一緒だったりするので、ちょっとした出会いは良くあるのだけれども、テレビの取材班とあって話をする機会に恵まれるなんて初めてです。なにかスクープに出会ったら連絡しますね。いやないと思うけど。

 というわけで、今回の式根島の旅は終わり。釣りはだめでしたが、ほかは楽しめました。えっ、写真とかないのって、面倒だから気が向いたら追加します。今回、初めてチャレンジした、釣りしているときの水中動画とかもあるんだけどね。

式根島(上陸後)

 11月20日 9:30頃式根島に到着、乗客の多くは大島で下船しているので船内の人はまばら。あれ、下船しているとカメラマンが待ち構えている。島にテレビカメラとは珍しいなぁ・・・。そういえば、島って宿泊宿の人が迎えに来てくれるのが普通なんだけど、東海汽船のツアーでとった宿からの連絡もないので迎えに来てるんだろうか?あ、いたいた。清水家。民主で電動自転車を借りれるのは楽ちんで〇。荷物を置いたら島巡りである。

 最初に付いた浜辺に降りると、ここにもカメラマンがいる。なんでも軽石を探しているらしい。なるほど、私も仕事じゃないが目的は同じなのだが、見つからない。取材班はドローンも飛ばしてた。いいなぁ私も飛ばしたい。この後も美しい自然と戯れながら島を巡る。時折、先ほどの取材班とすれ違ったりする。狭い島だからね。観光客ともそうだけど、何度も会うんですよ。普通に。

 そんなわけで、だいたい一周したら温泉。式根の温泉は露天風呂で24時間開放(ただし水着着用)あーーーーーーーーー気持ちいい。すっごいきもちいい。特に隠すものがない解放された海沿いの海水の露天風呂。人もまばらで手足伸ばし放題。体からストレス的なものが抜けていく気がする。大事なことだからもう一度書く、めっちゃ気持ちいい。(なお、いくつかある温泉は歩いて回れる。一つだけ200円の有料温泉は真水で体を流せるので最後によると良いだろう)

 21日 今日は釣りでもするか。って風強くないか!釣りになるのかこれっ。しかも夕方から雨予想。まぁ遊べればいい。お、小舟が出ていくって乗ってるの撮影隊じゃないか!手を振ろう。しばらくして、帰ってきた手を振ろう。こころなしか満足そうに帰ってきた。肝心の釣果は・・・坊主じゃないって感じ。さらに雨が降る時間が思ったより早く納竿。島で雨降ると何もできないので、雨の中で再度露天風呂、それでも気持ちいぃ。温泉が染みる齢になってしまったなぁ。

30年ぶりの式根島(出発前)

 ようやく、コロナ過も落ち着いたので、2年半ぶりに伊豆7島に行こう。どの島にするか結構考えた。本当は神津島でキャンプしたいのだけど、もう寒いからダメ。ならば初めて行った伊豆7島である式根島に行くことにした。理由は温泉と景色。これにおいては式根島は最高だったと記憶している。

 準備が面倒なので、東海汽船からのツアーで予約。その数日後、激安船チケット発売・・・・。オーマイガーって感じで行く前から気分をそがれてしまった私。だがしかし。

 11月19日(金)仕事が終わって、そのまま竹芝桟橋へ。搭乗手続きを済ませても2時間は時間があるので、晩御飯&晩酌のために居酒屋に入ると、アサヒビールを飲むとAmazonギフト券が当たるというイベントをやっていた。普段はアサヒは飲まないのだが取り合えずチャレンジ。いきなり一等5000円!これはあれだ、ゲットするには条件があって入会されたりするやつだろ。って思ったけど、それらしい案内はない。続いて2杯目、3等1000円。いや絶対、なんか条件があるやつ。みんな当たるんだろこれ。恐る恐る3杯目、ハズレ。なんか安心した。店員に伝えたらびっくりしてた。4杯目、ここまで来たらサイクルヒット狙うぜって店員の前で開けたら3等1000円、サイクルヒットはないが猛打賞。んなバカな。止められないので5杯目、ハズレ。もう飲めません。なんと7000円分のAmazonギフトをゲットしてしまった・・・。コロナ過にため込んだ運を使い果たしたって感じですかね。

 なんか出発前からおかしなことになったが、かなり酔っぱらいつつ乗船。思ったより人がいるなと・・・おい、近くのおじさん2人組、酒飲みながら大きな声で話してる・・・・「静かにしてくれませんか!」あー言っちゃった。おれも酔ってるからなぁ。と追い缶ビールを飲んで寝た。

 文章が長くなったので続きはまた書きます。あ、そうそう、今回の目的ですが、釣りと温泉、そして小笠原の噴火から出たという軽石のゲットです。

クジラはイルカ IN 八丈島 5年越しリベンジ

 クジラが八丈島で見れるというニュースを聞いて、即出発したものの、「数日前まで見れた」という情報のもと玉砕したのは2015年。今は2020年、リベンジするべく行ってきた。

元旦の夜に出発

出発は元旦の夜。いつものように竹芝桟橋から出向。東海汽船の乗船の乗船手続きは慣れたもの。ってここで、「わくさん!」っと声を掛けられる???、こんな所で声を掛けられるって・・・・と思ったら神津島のおばちゃんではないか。神津島には、ほぼ毎年キャンプに行っているが、そのうち3年ぐらい連続でキャンプ場でお世話になった人。とても感じのいい明るい人で、いつの間にか名前を覚えてもらって、ってその後は島の役場で働いているらしいのだが、島に行くと、いや本土で伊豆7島のイベントがある時などで何度か顔を合わせていたが、なんとまぁ、ここでも。名前を覚えてくれていることがうれしい。年末に本土にいて、今夜の船で神津島に戻るそうです。でも私は神津島ではなく八丈島、別の船だし残念です。夏は神津に行くからね。

クジラを訪ねて74里(292キロ)

船に乗ってしまえば寝るだけです。朝になれば船はつく。

 八丈島についたら、観光案内所へ。ぶしつけに「クジラは見れますか?」と聞いた。すると「見れますよ」と最高の返答が返ってくるではないか。5年前の「えーっと数日前までは見えたようですけど・・・」ってとは全然違う。よっしゃ、ならば、「ネットで双眼鏡を貸してくれるって聞いたんだけけど貸してくれますか?」と聞いたら、それは観光案内所ではなく観光協会って言われた・・・違うんかいそれ・・・。

 まぁいい、レンタカーを調達して、島の中心部の観光協会へ行く。入るなりぶしつけに「クジラは見れますか?」と言ってみる「見れますよ」とうれしい返事。地図を出してくれて、優良な場所を示してくてる。そしてツイッターで情報を出してるから確認してほしいとも。それによると、数十分前の情報もある。双眼鏡も借りて、いざ行くぜ、クジラウォッチング。

 ツイッターの情報に翻弄されるように車を運転(ペーパードライバーだけど)するも、〇〇港とか、〇〇岬とか言われても、それ何処やねん?って感じで苦労した。良く分からないけど、ツイッターに出ていた足湯のある場所というのに到着。太平洋を一望しながら足湯。最高じゃないですか!しかも無料!これでクジラが見えたらと温まっていたけど、それれしい物は見れない。周囲の人に聞くと1時間前には見れたとか・・・もしやこのパターンは・・・。と5年前の悪夢がよみがえる。

 すると、地元の人が観光客を引き連れて足湯に来た。そして「すごい遠くでブロー(潮吹き)してるようだけなぁ」と双眼鏡見ながら呟くではないか。慌てて同じ方向を見るけど、さっぱり不明。もう足はふにゃふにゃです。

 新しいツイッター情報で、大潟浦で確認との情報、しかも「今から来ても見れるかも」と挑発的な書き込み。よっしゃ行くぜ。行ってみると何人かが双眼鏡&望遠カメラを構えている。状況を訪ねようとしたとき、おもむろに「でたっ、ブロー」って声、焦って海を見ても良く分からない。でも、それを数回繰り返して、ようやく見えた!クジラのブロー(潮吹き)だ!ついに見つけたぞクジラ野郎。

クジラは15分ぐらい潜って浮上することが多いらしい。それから断続的に肉眼でブローを確認して双眼鏡で付近を見るというのを繰り返す。すると海面に黒い物体が・・・そして、それが沈んだ後に尾びれ。断じて魚のひれではない。ゆったりとした動き、まさにクジラだと実感した瞬間でした。

 いると分かればヤル気倍増。しばらく見れなかったのでツイッターを確認して、元の足湯へ。ほどなくブローを確認。しばらく粘った時である、ブローした場所を注意深く見ていた時、突然、海面に大しぶき、ばっしゃーんって(音は聞こえないけど)間違いないです、クジラが跳ねたんですよ。私はクジラ本体は見れなかったけど、波しぶきとかそういうモノじゃない。明らかに巨大な物体が跳ねたしぶきです。そして、その数分後、その瞬間が来ました。黒い「おっとっと」のような物体が海中から飛び出したんです。この時、双眼鏡は未使用です。結構な距離があったはずですが、それでも全身の形が解るってことは、かなりの巨体です。間違いありません、10mを余裕で超えるザトウクジラです。地元でクジラの写真を狙ってる人に聞いても、全身が飛び出すシーンは滅多に無く、はっきり写真で捉えられていないとのこと。カメラどころか双眼鏡を構える余裕すらなかったけど、すごいもの見た。この後、夕陽を見て、おしまい。

 翌日もクジラが見たい!

 昨日の感動をもう一度、いやもっと近くで見たい。観光パンフレットで一番気になったポットホールという場所(いやこれもすごい良かったです)を散策したほかはクジラ探し。ほぼ一日中、ツイッターの情報に振り回されて場所を移動し海を見続けるという異様な行動。でもね、時折すれちがう観光客は同類、島マニアとかクジラマニアとか、〇〇島はどうだったとか、〇〇島でクジラを見たとか、そんな会話が普通に成り立つ・・・小笠原なんて当然の場所らしい・・・そんな人ばっかり・・・普通の人からいたら私なんて変人だけど、会話に着いていけなかった・・・(笑)

 結局のところ、2日目はブローは多数も、胴体らしきもの1回、尾びれ1回にとどまった。朝から夕方まで、ずーっと海を見ていたのである。我ながら凄い執念である。そして夕陽を見てから温泉。ふわぁー、気持ちえぇ。風呂が好きではない私としては、温泉なんか何が楽しいと思っていたけど、40も半ばになると解るわぁ。温泉最高、露天風呂もっと最高!。もうビールのんで寝れば今日は終わり。

帰る前にビーチコーミング

 あとは帰るだけだが、今回は釣りも磯遊びも観光名所巡りもしていない。出向前の60分、初めて波打ち際まで来て海を見る。やっぱ透明度すごいわぁ、なんと思っていたら、波打ち際に、やけに薄くて光を通す巻貝のカラを見つけた!なんだこれ、普通の巻貝じゃない。どっちかっていうと、カタツムリみたいな・・・ってかアンモナイトみたいな・・・。グーグルレンズで検索すると、どうやらアオイ貝というタコ(貝ではない)の貝殻と思われる。ビーチの漂流物を見る(ビーチコーミング)のは嫌いじゃないが、持って帰ろうと思ったのは初めてかもしれない。

 そして、出向予定時間・・・20分前に出向・・・んなバカな。波の状況とか、いろいろ説明はあるのだが公共交通機関が遅れることがあっても早めに出るって聞いたことねぇ。山手線なら困らないけど、1日1便の船。絶対乗り遅れる人いるよなぁ。(島の人に聞いたら、普通だよって言ってたけど)

 というか、船はかなり揺れました。しかも、「到着時間は未定です」って放送が流れる。帰りの経由地の御蔵島は接岸困難のため通り過ぎることに、三宅島も早々に到着後速やかに・出航。そして放送「本日は東京湾で大型船が通る為の通行管制があって、その前に通れれば、19時到着、後になれば20:30以降の到着になる」とか言いやがる。確かに浦賀水道あたりは狭くて、いつも船で混雑している。だからと言って、定期便を1時間半も規制するような大型船って、どんな船だよ!要人の船か?超巨大船か?潜水艦を踏めた軍事関係か?・・・。

 結果的には19時に到着、これは予定よりも早いので結果オーライだけどなぁ。

 

もはや恒例の神津島

今年も9/2~4まで神津島に行ってきました。いつもの神津島ファミリーキャンプ場です。あんまり毎年通っているので、キャンプ場で働いている人と、バスの運転手さんと顔見知りになっております(笑)

ムロアジ

それでもって、毎年の同じなのでこれと言って写真もなく、書くことも少ないです。今回は釣りと食事だけに専念してきたので、それだけアップしておきましょう。まずは前浜港に到着してすぐに地元の人が釣っていたムロアジ。便乗して隣で釣らせていただきました。2時間弱で20cm~25cmぐらいのムロアジをいっぱい。(暇な人は数えてください。)

ショゴとメジナ

昼ごはんは、よっちゃーれセンターで漬け丼たべて、午後はキャンプ場に移動。テントを張って準備を整えてから多港湾で釣り。結果は2匹。ショゴ(カンパチの子供)とメジナの子供。台風の影響が残ってて釣りづらかったけど、これでお刺身ゲット。夜も少し釣ってみたのですが、夜の波がある海は怖いので、すぐに撤収しました。

カンパチの刺身とムロアジのなめろう

それでもって、最初のキャンプ飯。ムロアジは「なめろう」と「ひらき」にしました。ショゴはお刺身です。ムロアジの数が多すぎて捌くのに苦労したし食べきれるものではないので、ひらいたのは塩水に漬けてから干してみました(その後、夜に雨が降って干物作戦は失敗しました・・・。)

ムロアジを焼いてみた

翌日の朝ごはんは、ムロアジの干物の失敗作を焼いて、食べきれなかったなめろうの残りです。左下にメジナの子が写っておりますが、気が付いたら無くなってました。カラスかネコか、なんかが持って行ったようです。

ムロアジです

さて2日目、釣り餌が少なくなったので、前浜港の釣具屋へ行きます。釣具屋のおかみさんに、ムロアジ以外のもの釣りたいって言ったら、「贅沢です」て一蹴されました(汗)なので、午前中は昨日と同じようにムロアジを釣りました。

イナダですよね

昼ご飯は、よっちゃーれセンターで、キンメダイの煮つけ定食。1000円で一匹丸ごとキンメダイですからね。安すぎます。おいしすぎます。それでもっと午後の釣り。ムロアジをたっぷり確保しているので晩御飯のおかずは確保できているので、楽しくやりましょう。家から持ってきたイカタンエサを試すのだ。と思ったら、雨が降ったりやんだり。海を見ると、ウミガメが浮いたり沈んだり。風も強くて思うようにいきません。

サンノジ

それでも半日頑張った成果がこれ。けっこう頑張ったでしょ。ショゴ2匹、たぶんイナダ1匹、不明魚(フエフキ系?)2匹、サンノジ1匹、巨大カワハギ1匹。これで、お刺身三昧決定です。

 

刺身アラカルトの漬け

さぁ、お待ちかねの晩御飯。モリモリ刺身です。食べきれません。さらに、残っていたなめろうは、ハンバーグみたいにして焼きます(サンガ焼き)これまた食べきれません。なので、キャンプしてた学生さんにお裾分けです。喜んでくれたと思います。それでも刺身が残ってしまったので、醤油とみりんで漬けにして冷蔵庫へ。明日の朝ごはんのお楽しみも確保しました。

翌朝、さっさと片付けて帰ります。残ったムロアジは開いてクーラーボックスに入れて持って帰ります。鮮度は落ちますが、ちゃんと焼き魚として食べれますからね。あとは船で寝ていれば、今回の旅は終わりです。

さて、帰ってからこの文章を書いているのですが、腕、特にヒジが痛いです。魚の釣りすぎでしょうか?今年も全力で遊ばせていただきました。ありがとう神津島。

神津島モニターツアー 静寂の森

偶然ネットで見つけた神津島モニターツアー、1万円。確かにお得な内容だけど、こんなマイナーなツアー、誰も申し込まないだろうと思ってポチった。(実は、300人中23人の倍率だったらしい)

というわけで、もう何度も言っている神津島だが、実は冬場も民宿泊まりも初めて(いつも9月にキャンプなので)そもそも団体ツアーってのも初体験。最初、自分のペースで歩き回れないってのに、少しだけ困惑しましたが、美味しい昼ご飯を頂いて、すぐに慣れました(汗)

今回のツアーは、街歩きと星空観察がメインでしたので、何度も行っている島とは言え、ちょっと新鮮でした。新しい発見もあってよかったです。

なんて、言っていると、神津島あるある、ク〇ラの死骸が打ちあがったとの情報が・・・。通りがかって遠目に見えましたが、近くで見たかったなぁ。って、これ、どうすんだろ。食べるの?って聞いたら食べないって言ってたけど、答えが出ない。陸に引き上げて埋めるという話もあったけど、重くてデカくて現実的じゃない気もする。満潮時に海に帰すとも思ったが、ロープで固定してたので違うだろうなぁ。その扱いには大人の事情が絡んでいそうな雰囲気でした。我々の団体は、貴重なタイミングで神津に上陸してしまったようです。

※あんな大きい生き物(天敵がいない)の死骸があがるって、不思議なので聞いてみたのですが、船と衝突するのが大半だそうです。そう言われてみれば、数年前にニュースで見た気がします。マッコウク〇ラは、深海まで潜って急速に水面に上がってくるようで、その時に船にぶつかるんだとか・・・。

晩御飯は、金目鯛1匹の煮つけをメインにした豪華な食事。その後は星空観察。地元の人はUFOも見れるって言ってたけど、ほんまかいな。昼間の散策でも小人がいるとか、木霊がいるとか言ってたし・・・・。

なんやかんや、ありましたが、とても面白い旅でした。自分で自由に行動しないツアーは、ちょっと抵抗があったのですが、一緒に廻る人たちとの交流があるのは楽しいですね。

クジラはイルカ in 八丈島

2015年12月25日 衝撃のクジラニュース

なにげにネットでニュースを見ていた私。そこで八丈島にクジラが生息しているという情報を入手してしまった。クジラと言えば1年前、小笠原の父島の帰りの船で、遠くのほうで潮吹きが見えたっきり。見れるものならもう一度見たいと思っていたが、小笠原に行く連休も予算もないので今年は家で大人しく過ごそうと思っていた矢先のことである。これはもう、行くしかないでしょ。年末年始の予定を確認して29日夜出発、元旦帰宅で船と宿を予約。クジラを探すとなると島内を動き回る必要があると思いレンタカーも予約。ちいと予算が厳しいが致し方ない。

2015年12月29日 記憶なき旅立ち

その日は最後の出勤日。大掃除の後で昼ごはんに、出前のそばを食べてシメの挨拶があって解散。なのに、朝から緊急呼び出しがあって現地直行。それでも昼前には出社しておそば食べて一杯飲んでいたら、案の定、いっぱい飲んでしまう。昼過ぎから20時ぐらいまで飲んでいただろうか?記憶が断片的にしかない。それでも乗船手続きをして船に乗ったんだから不思議だ。なおカメラにはレインボーブリッジが写っていたが撮影した記憶はない・・・・。

2015年12月30日 クジラはイルカ?

ちゃんと夜明け前に起きた。でもふらふらする。そういえば船の中だったっけ。二日酔いだか船酔いだか良くわからない状態のまま甲板に出て朝日を拝み、海原にイルカがいるか探してみる。ここは御蔵島の海域。御蔵島のキャッチフレーズは「イルカいないか?」である。つまりイルカの生息地なのだ。でも見当たらなかった。っていうか海荒れてないか?気持ち悪くないか?いや気持ち悪い。そういえば酔い止めの薬も飲んでない。もうひと眠りしよう。

八丈島が近づいてきたので再起動して船上からクジラを探す。相変わらず白波が立つコンディションだが、クジラの捜索は旅の最優先事項だ。でも遭遇することはできず、朝ごはんのコンビニおにぎりを食べていると船は接岸。いざ八丈島へ上陸した。

港にはレンタカー屋が迎えに来てくれていたので、移動してスムーズに車を借りる。すぐに海岸線を回ることにした。ところどころ車を止めてクジラを探す。これの繰り返し。それにしても絶景ですね。そして車は「みはらしの湯」に到着。ここはクジラの目撃情報がある温泉である。露天風呂につかり、船酔いと二日酔いのダメージを回復させつつクジラ探し。ここも不在。温泉のおばch・・もとへ・・・おねぇさんに情報を聞くと、確かに数日前は30頭ぐらいの群れが見れたとのこと。ちくしょー俺も見たいぞ。

ここで一つ問題が発生。昼ごはんがない。そう、私がいた温泉付近には食べ物屋がない、いや何もない。途中、地元の農産物を扱うあぐりセンターなる看板が見つけ、それならば何か食べ物もあるだろうと立ち寄ったが、あったのはまさかのホットケーキ。なんでまた八丈島まで来てホットケーキと思ったが何も食べないよりはましなので食べました。

その後、日本に29か所しかない地熱発電所見学。目的とは関係ないが、ちょっと見てみたかったのだ。温泉から蒸気を取り出してタービンを回すという燃料レスで安定した電源である。すばらしいと感心しつつ、ここは情報収集。説明してくれるおばch・・・もとへ・・・おねぇさんに尋ねると、おねぇさんも見れてないって。毎日見れるわけでもなく、出現場所も違うので難しいんだとか。しかも数日前から目撃情報がなく、黒潮が南下したからじゃないかと理由まで聞いてしまった。嫌な予感しかしないじゃないか。

さらに捜索を続けるも成果はなく、夕陽を見て捜索打ち切り。古い民宿にチェックイン。腹ペコに豪華な晩御飯。海鮮づくしを思いきや、メインはハンバーグ。って食べきれないぞこれ・・・くっくるしい。これはダメだと思ってしばらく散歩してから寝たものの、おなかいっぱいで寝付かない。寝付いたと思ったら、すぐ起きる。今度は胸焼けで眠れない。

2015年12月31日 山の神に嫌われている私

翌朝、朝日を見たくて早起きするも、水平線からではなく、島の丘から出てきた。あれれ、情報が違う。おそらく夏場は見れるのだと思われる。まぁいい、今日は高いところから捜索しようと八丈富士と呼ばれる山へ向かう。登山口付近まで来たときにポツポツと。んな馬鹿な。天気予報は雨降るなんて言ってなかったぞ。そういえば思い出した。ここ数年、山というものに向かうと天気が悪いのだ。そう私は山の神に嫌われているんだった。

致し方ないので、国立の熱帯植物園でガイド付きのウォーキング。温暖で多湿な八丈島の植物は興味深いものも多くて、なかなか楽しい話が聞けた。このガイドのおばch・・・(しつこい)・・・おねぇさんなら詳しいだろうとクジラの事を聞いてみたら、もう少し早く来れたら見れたかもって言われてしまった。やっぱり黒潮が関係しているとの事だった。なお、一定の年齢層で有名な「八丈島のキョン」はこの植物園で飼育されている。

その後も観光地を巡りながらクジラ捜索するも遭遇できず。天気も良くならないので車を返却していったん宿へ。せっかく島に来たんだから釣りすることにする。港近くの寂れた土産屋(なんでも売ってる)お兄さんに気軽に釣るならサビキと言われエサと仕掛けを購入。ケミホタルもくださいって言ったら「夜も釣るんですか?」って変な顔された。余計なお世話である。なんせ16時40分に日入りする季節。晩御飯まで釣ってたら暗くなるってものだし、釣れる魚も変わるだろうから楽しみも増える。

さて釣りです。サビキを投入してしばらくすると、まずはフグの仲間が寄ってくる。その後、素早い魚たちが。なかなか釣れないと思った頃に当たり↑ばらし↓。針を小さくして再チャレンジ当たり↑ゲット!!。30cmぐらいのムロアジでした。その後も当たりとばらしを繰り返しながら3匹釣ったころに日が暮れた。釣れなくなったなぁと諦めた頃に当たり!30cmぐらいのアジ(メアジかな?)連発っと思ったらサイズダウン20cm。さらに小さい当たりっと思ったら13cmハタンポ↓。このハタンポ、ほんとに伊豆7島に沢山いるねぇ。どうせコマセ無くても釣れるだろうと試したら、やっぱり釣れた。この現象を私はハタンポ祭りと呼んでいて、こうなるとほかの魚が釣れない・・・。3匹目のハタンポを釣って納竿とした。爆釣とはいかないが、それなりに楽しめたしお土産もできた(宿の人が腸抜いて冷凍してくれた。)

晩御飯は大みそかスペシャル。かどうかは不明だが、島ずし&金目鯛(たぶん)を中心にしたフルコース。うめぇ。やっぱり金目鯛はうまいのだ。それにしても二日連続で腹ぱんぱん。紅白を見ながら年越しをしようとも思ったが22時には消灯しないと迷惑になるから途中まで見て就寝。

2016年1月1日 寝正月

あけましておめでとうございます。ということで朝の散歩。本当は初日の出を見たいのだけど、近くの海からは見れないのは昨日に確認済み。ちょっと歩いたところにある八丈オリエンタルリゾートの廃墟?(管理者がいるという情報もあるが・・・)を見物して海岸線を歩くコースをとり、丘の上から出る初日の出に手を合わせた。そして朝食。民宿の朝食はミニおせち料理と雑煮味噌汁だった。椿壮のみなさん、美味しい料理をありがとうございました。また八丈島にクジラ出没のニュースが舞い込んだら来るかもしれないです。

てなわけで、乗船。最後のチャンスと目を凝らしましたが、結局クジラを見ることはできませんでした。御蔵島のイルカも見れずでしたが、まぁ旅としては楽しめたので良しです。あとは夜まで寝正月していれば東京に到着です。

2016年1月2日 あとがき

八丈島に行ったのは学生の時以来だと思います。ほとんど覚えていません。でも、もうちょっと寂れていなかったような。季節的なものもあるんでしょうけど、2等船室なのに貸し切り状態でした。それと、どこの島も同じだけど公共工事やめてくれないかなぁ。道の整備と護岸工事を永遠にやってるけど、あきらかに過剰で自然破壊です。景観は不自然になるし、岸壁に生き物の姿も少ない。何もないのが島の良さなんだけどな。まぁ、公共工事は島の一番の産業なのも頭では解ってはいるけど・・・税金だし・・・。

あっと書き忘れた。今飲んでるけど、島の焼酎は美味しいです。

神津島2015

9月1日 出発日からトラブル

早朝から準備万端と大きな荷物を持って会社へ。そうです。今年も神津島へ旅行、いや修行に行くのです。よくも続くものです。これもそれも、いろいろと計画を考えるのが面倒なので、勝手しったる神津島が楽なんですよね。いや楽じゃないな・・・。

そんなわけで仕事が終わったので、新橋の釣具店に行き、足りない釣具を買い足す。今年はコマセに混ぜる配合エサというのを買ってみた。(結論から言うと、効果はよくわかりませんでした。)さて、買い物も終わったし晩ご飯でもと思ったら、致命的な忘れ物をしたことに気がついた。時間は19:45。まだ間に合うかも知れない。家に向かってダッシュ。ではなくて電車&小走り。何のために会社に荷物を持ち込んだんだか。はぁ。はぁ。はぁ。

竹橋駅についたのは22:15。出港は23:00。乗船手続きやら晩飯の調達等を考えると、ちょうど良い時間かな。いやほんと一時はどうなるかと思った。乗換案内とかで調べると22:45着が表示されたからね。出発前から体力を使ってしまったので、さっさと乗り込んで弁当とビールを掻き込んで寝るとしましょう。

9月2日 貰い物の魚でキャンプ

やばい雲神津島が近づいてきたところで、空に異変が「わぁ、すごい雲ぉ(ラピュタ風)」そして、雲は神津島にかかっているではないですか。島の近くになるにつれて、モーレツな雨。ひぇっ。船室にもどって下船の準備をするとともに100円で購入したカッパを装着・・・したのですが、下船してみると晴れてきました・・・。私だけ準備万端でカッパ着てるわけで・・・ちょっと恥ずかしいことに。

さて、天気予報によると曇りや雨が大半で気温も低いとのことで水着は持ってきてないので、いきなり釣ります。到着した前浜港は、乗ってきた船とかで忙しそうなので、手前で竿を出します。小物とか足元の底物とかで遊ぼうかなと。海を見ると小魚がいるいる、いや違う子イカです。アオリイカでしょう。10センチぐらい。うーん、持ってきているエギより小さい・・・。それでもエギをセットして遊んでみましょう。ときより興味を持ったのが近づいてくるのですが、すぐに離れてしまいますね。まぁ私が下手くそなのものありますけど。キュウセンその後、五目釣りの仕掛けにして探ってみると、キタマクラ3連発・フグのダブル・キュウセン・フグのダブル。もう嫌です。当然、仕掛けもボロボロです。キュウセンって食えるんだっけ。って思っていたら隣で釣っているオジサンが投げ釣で(島では投げ釣する人は殆どいません)20センチぐらいのイサキ2匹と18センチぐらいのチヌ2匹を釣って、私のバケツに入れてくれました。「私でも釣れるんだ。」って行っていたところを見ると、釣マニアではないですね。なんでも会社が府中の飛行場から近くて、8月の忙しい仕事が終わったから、ふらっと来たんだそうな。こういう人、島では時々みかけます。そういう人って、だぶん社長とかで凄い大変な思いで働いている人なんだろうって思います。さておき、晩御飯ゲットです。私が釣ったわけではありませんが、私が釣りをしていたからゲットしたことに変わりはないのでOKです。よっちゃーれセンター安心したので、よっちゃーれセンターで昼ごはんを食べてから多幸湾にバスで移動です。(一日数本のこのバスの時刻表が島でのスケジュールを大きく左右するのです。)

多幸湾のキャンプ場に到着。相変わらずガラガラです。後は慣れたものです。慣れていないスタッフより勝手知ってます。借りるもの借りて、いつもの隅っこにテント張って多幸湾へ釣りに行きましょう。

島での釣りの基本はサビキです。昨年の実績からするとムロアジ、25センチぐらいあって、引きも楽しめるし、塩焼きやナメロウで食べて美味しいし、干物にして土産にもなります。小さいのは泳がせ釣りの餌にもなります。それと、中大物用の仕掛けも必要です。ルアーか泳がせ釣りですが、今年は和製ルアーでサーフトローリングとも言われる弓角に始めて挑戦しました。(釣れなかったけど)水深が浅いところに魚がいれば面白そうです。弓角って思いのほか魚っぽく泳ぎます。なんて思っていたら、サビキのウキが消し込みました。むろアジムロアジです。連発です。結局この日はムロアジを8匹ゲット。晩御飯は、もらったイサキとチヌを1匹づつ塩焼き、ムロアジは4匹をナメロウで頂きます。残った魚は干物に。お腹いっぱいで食べきれないナメロウは冷蔵庫に入れておきます。朝ごはん分もあるので夜釣りはしません。

9月3日(前偏) 風の穴の謎と解く

翌朝、昨日の残った餌で釣りに行くもボウズ。まぁ自分のエサはあるので余裕をかまして、飯盒炊爨でご飯を炊いて魚焼いて朝食。飯盒炊爨って火を起こすのが大変だし、火から外すタイミングも難しいけと、レジャーとしては楽しいので好きです。なお失敗しても怒る人はいない場合に限るかな(笑)

風の神 風の穴朝食後は、ハイキングして村落に行って昼飯と思ったのですが、そもそも村落に行く遊歩道を歩きました。いちばん手抜きなコースです。それでも結構楽しめました。また道中に風穴と言われる場所があって、その穴から冷たい風が出ていました。これは地味だけど凄いですね。14度ぐらいの風です。冷房並みって事です。涼しいというか寒いです。

考えました。この穴の謎を。ヒントは穴の奥は大きな石ころだって事です。石の隙間から風がきます。この石の隙間風は、この島の山の頂上付近の空気が天然のダクトを通して降りてきているのでは?私も何度か登っていますが、島の標高600メートルの山の上は涼しいし、曇っているときも多いですからね。きっと山頂付近は雨も多いのでしょう。でも疑問は残る。もっと考えよう。

さらに歩いていると、風穴ほどではなくてもピンポイントで山からの涼しい風がある場所があることに気がついた。どうやら小さい谷間に沿って冷えた風が流れているような気がする。そして、これは帰りの船で海から島を見ていた時に、石塊だらけの崖崩れの後を見たときに謎が解けた(いや私は学者でも何でもないので思っただけですけど。)つまりこうです。地震か噴火かわからないけど、岩盤が崩れて、比較的大きい石をメインとした土石流が谷間を流れて、その上に落ち葉とか砂とかが堆積して空気や水が通れる空洞(ダクト)ができたのだ。ちなみに神津島には、もっと標高の低いところに湧水がいくつかあるけど、これがまた冷たいので、同じ原理の空洞なんだろう。途中で地表に出た穴から冷風がでて、そのまま下に落ちた水は冷水として湧水になる。どうよこの推理。風神様としてるので調べてないのか、調べているけど言わないのかわからんけど。

9月3日(後編) 晴れていたのに・・・大雨・・・でもタカベ

ハイキングの後、村落についたので昨日と同じよっちゃーれセンターで早めの昼食。そしてキャンプ場に戻って念入りに釣りの準備をしてから多幸湾の堤防へ。がしかし、釣れないなぁ、なんて思っていたらサビキの竿がしなる。やべぇ、竿おいていたら一瞬で持ってかれるわ・・・・。釣れたのは30cm級のタカベ。タカベたぶんタカベ。なんでたぶんってタカベにしては大きくないか?。それがもういっちょ。これが連発したらと思ったが2匹で終わり。タカベってね、神津島にも沢山いるんですけど、狙っても、なかなか釣れないんですよ。そして、この大きさは?夏が旬らしいし高値で取引されること間違いないぞ。

その一瞬の時合いの後は音沙汰なし。ムロアジが回遊しくるだろうと楽観していたんだけど・・・・ゴロゴロ・・・・雷。地元の釣人が引き上げていきます。ちょっと粘ろうと思ったけど結局は雨が強くなりビショビショ。期待の夕マズメを迎えずに撤収。まだ早いけど、タカベ一匹を刺身に。コリコリ。歯応えが結構あるので、さらに小さめにカットして食べました。身が締まってますね。本来は塩焼きが絶品というのでもう一匹は塩振って、さらに刺身の残りの背骨部分も焼いて食べようと取っておきます。まだ日も落ちてない。

雨は小雨になって降り続くけど、雷は止んだので、もう一度釣りに行きます。例のカッパが役に立ちました。でも釣れなんだよね。雨が降ると魚が釣れないというのは経験上知ってますが、どうして釣れないのか納得できる理由が解らない私です。

さて晩ご飯。テントの近くの炉が使えないので、屋根のある炊事場でタカベと昨日のムロアジの一夜干しを食べます。まじタカベ旨いです。びっくりします。最初に、刺身の残骸である背骨付近を焼いて食べたのですが、ちょうど骨の周りに美味しい油が乗るんですかね。旨いです。捨てなくてよかったです。ホジホジして食べ尽くします。残りの一匹は内蔵だけとって焼いたのですが、身が厚くて時間がかかりましたが、焼いていると油が垂れてジュウジュウいってヨダレも出そうなぐらいいい感じで焼けるんです。これがうまい!食べごたえもあるし、骨の周りの肉は絶品です。高値で取引される理由が分かりました。島の土産でもタカベの干物とか売ってますが、それより大きいサイズだから、おそらく高値がつくから地元で流通しないサイズです。まじうまかった。

9月4日(前編) 撤収は大変

深夜。雨がうるさい。テント生活の大雨は、ものすごい音がする。そして雨漏り・・・うぇぇ。雷もすごい。ちょっと小康状態になって静かになるかと思ったが、なんか遠くで雨の音がする。近づいてくる。ああぁバケツ大雨。だみだこりゃ。

といっても、帰る日は早めに行動しないといけない。朝から飯盒炊爨してテント片付けて、前浜港の9:30の船に間に合うようにと思うと、8時には片付けを終わらせないといけない。しかも小雨は残ってる。雨降る前に落ち葉を集めておいて良かった。屋根のある炊事場なら大丈夫。(ちなみに火を起こす時の落ち葉と集めるときは、あえてコンクリートやアスファルトなどの道の隅に溜まったのが短い時間でも乾燥しているので最高です(特に松葉や松ぼっくりはバチバチ爆ぜるけど火力も強いです)。それらを着火のキッカケにすると、牧(木材)もすぐに火が付きます。

結局、初日に釣ったムロアジと飯盒炊爨で朝食を食べて取り急ぎ撤収です。お土産の魚はありません。途中で船がキャンプ場に近い多幸湾に着くと聞いて時間的には楽になりましたが、もうちょっと早く知りたいものです。

9月4日(後編) 帰りの船は

帰りの船は基本はぐぅたらして寝るだけです。なんせ疲れてますからね。大半の人は船に乗ると各自の指定席というか陣地?に荷物を置いてから行動するのですが、私の場合、船の一番いい場所、デッキの椅子がある場所に行きます。どうせ指定席なんだから、その場所の確保は不要なのです。たしか最後に乗船したのですが、その場所は一番乗りでした。ただ、本当に一番いい真ん中の椅子は、掃除が不十分だったので隣にしました。

すると、2番目にきたカップルが、真ん中の席を確保しました。すごい仲の良さそうな二人で、島って学生団体が中心だけど、私も含めて個人で行く人(リピーター)も多いよなぁって思っていたら、声をかけられました。

「あの、もしかしたら、2年前にこの船で会ってませんか?式根島から乗った時に、神津島に毎年行ってるって人に出会ったのですが・・・・」

おぉぉぉ、そんなバカは私しかおらん。たぶん間違いないです。って思ったのですが、すぐには詳細を思い出せず会話は盛り上がらなかっです。また来年か再来年に会いましょうって言ったけどね。たぶんじゃないです。間違いないです。だんだん思い出しました。その黄色いサメ?のバッグも見覚えがありますよ。相変わらずのラブラブっぷりです。もしも当時の私の話を聞いて、今年は神津島に行くきっかけになったと言うなら嬉しい限りです。もっと話がしたかったな。(一昨年の、このブログにもラブラブカップルに出会ったって書いてました。また会いていですね。)

あとがき

今年も行ってしまいました。キャンプして釣った魚を調理して食べて飯ごう炊飯もして、さらにハイキングもするって言うのは、都会で働いて運動不足の私には旅行というより修行です。帰りの船大半は寝てました。

遊びにもいろいろあります。この時代、スマホのゲームも楽しいです。でもね。私がなんで毎年のように馬鹿な島遊びをしているのか。それは私が遊びたいように遊びたいからだと思います。ゲームやテレビ、映画も好きですが、これらは人が人を楽しませるための遊びです。ときどき、自分は遊んでいるのではなく、遊ばされていると思うのです。

だから、知識も体力もないのにキャンプに行っています。設備の整ったキャンプ場ですから、どこか遊ばされているんですけど、少なくとも自分の中では、自分の意思で全力で遊ぶって思えるのです。釣らなければオカズはなし、飯盒炊爨しないとメシもないです。でも、おいしい湧き水と風呂とビールが手に入るので、このキャンプ場はなんとでもなりますからね。