映画の日

 9月1日は映画の日。本当かどうか知らないが私はそのように理解している。見た映画はマイケルムーアのシッコである。簡単に言うと、「アメリカの医療保険はひでー」と言うドキュメンタリーです。アメリカの問題を取り上げて、医療費ゼロの国と比べながら話が続くのだが、日本は出てこない。日本はどうだろうと考えてみると、基本的に全員保険だけど、完全ではない。3割負担という制度なので、医療の内容によっては結構な値段になる。日本もそうなればと思うけど簡単には難しそう。ゼロの国っていうのは、基本的に公務員なんですね。しかも直せば直すほど報酬は高くなる成果報酬。利用する側としては、図書館で本が無料で借りられるのと同じ間隔。うーんすばらしい。つまり補助金とか負担金とか、国民保険でもない。旅行者だって医療費ゼロ。これは日本でもアメリカでも難しい。医療費に利益が乗らないので暴利を得にくくなるわけですね。
 ちなみに病院側は儲かってないところも多いので意外と賛成するんじゃないかな。つまり暴利を得ている人意外は賛成に回る公算が強いのだが国はそういう人からお金もらってるし、税金のアップは必死だから政治家も声を上げにくいか。
 でもね。日本人で保険に入っていても、3割負担の3割が払えなくて治療、いや検査を受けない人って多いんですよ。特に最初の検診はお金がかかる。私が目眩で救急車で運ばれて、いろいろ調べられて、点滴一本で返されたとですら諭吉さんとお釣りでしたから。
 すくなくとも、検診や予防や定期健診の類を無料にするところから始めてもらえないだろうか。前に、とある業界の保険組合が歯ブラシを配って食後の歯磨きを推進する活動をしたら、医療負担が激減したって話をニュースでしてたので、国を挙げて予防検診に取り組めば、結果的に医療負担の総額が激減し人にも金にも優しくなるはずなんだけどな。もちろん、予算だけ組んで補助金出して業界任せというお得意のバラマキ製作は駄目っすよ。どうせ一部の人が儲かる原因になるだけですから。

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